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本当の散歩

このブログタイトルは、今のところ「散歩にでも行こうか」となっている。
私は散歩が好きだ。目的もなく、ブラブラと歩いて景色をみたりしてね。そういうのが好きだ。
しかし、先日、幼稚園に通う娘と一緒に買い物に行った時のこと。たった5分か10分で着く程度の距離だったのに、30分くらいかかってしまった。娘が歩くのが遅いのではないのだ。

石が落ちていたといってはしゃがみ。
葉っぱが落ちていたといっては、しゃがんで拾う。
クモがいたといっては、こわがり。
花びらが落ちていたといっては、拾い。拾っては、姉の分、母親の分、私の分まで探す。
そうやって過ごすうちに、どんどん時間が経っていく。

最初は、「早く行こうよ」と声をかけたが、そのうち、「まあ、こういうものか」と思った。
ああ、これが散歩なのかなと。我が子にとって、どこに行くか、何を買うかは、重要じゃないとはいわないけども、もっと重要なことは、今、目の前に見えている風景を楽しんでいるということだ。

私は、若いころから、目的意識というものが苦手だ。目標や目的をもって、それに向けて最善の努力をするというのがどうもしっくりこない。どうしてそれが目標になるのか、どうしてそういう目的を持っているのか、そういうことに何の悩みもなく、邁進出来る人たちをうらやましいと思った。自分もそうならなければと思った。とくに受験とか、社会人になってからの英語とか資格の勉強とかね。

でも、やっぱり、こういうのがいいと思った。
いま目の前にあって、できること、することを楽しむ。
そうしているうちに、何か、楽しみのようなものがみえてきたりして。
近視眼的で、目的意識がなくて、ただ楽しむなんて、効率的じゃないし、合理的でもない。
でも、そういう方が好きだ。

とはいえ、何にせよ日常生活は忙しい。忙しすぎて、毎日、大量の目標というか処理すべきメニューが並んでいる状態だ。でも、気持ちは、散歩している感じ。背骨がよじれるぐらい、くやしくて、耐えられないようなともあるけどね。でも、基本的には散歩の精神でいたいね。

そういうことを改めて感じさせてくれました。
4歳の我が娘へありがとう。
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